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新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」が大絶賛公開中

「君の名は」「天気の子」などをはじめ、多くのアニメーション作品を手がける新海誠監督。稀代のヒットメーカーが2022年終盤に世に出したのは「すずめの戸締まり」。現在公開されてから1ヶ月も経過していないが、すでに2022年のベストアニメーション作品との呼び声も高い。公開前から"大ヒット確定"とも評されていた今作は我々にいったいどのような世界を見せてくれるのか。また日本だけでなく世界中を熱狂の渦に巻き込んだ「君の名は」に続くような傑作なのか。

「すずめの戸締まり」公式トレーラー

すずめの戸締まりの概要

QuestionAnser
公開日2022年11月11日
監督新海誠
主演原菜乃華
松村北斗
配給東宝
興行収入41億円(2022年11月22日現在)
すずめの戸締まり

映画公式サイトは"新海誠監督の集大成にして最高傑作"と銘打っており、この作品への自信と期待を感じさせる。「すずめの戸締まり」は過去の新海作品に比べても非常にファンタジー要素が多いためこれまでとは少し違った"新海誠"を観ることができるかもしれない。

すずめの戸締まりのあらすじ

岩戸鈴芽©️2022「すずめの戸締まり」製作委員会

長崎県に住んでいる女子高校生の岩戸鈴芽(CV:原菜乃華)はある日通学中に、旅人のような風貌をした美しい青年・宗像草太(CV:松村北斗)と出会う。草太は、開くと災いが訪れるという扉を閉じるため"閉じ師"として全国各地を旅していた。何の接点もなかったが、あることをきっかけに草太と共に"閉じ師"として災いを防いでいくことになった鈴芽。少女と青年の"戸締まり"が織りなすロードムービーが今始まる。

すずめの戸締まりの見どころ

「すずめの戸締まり」をまだ観るかどうか迷っている人たちに、筆者が選んだ見どころを3つ紹介していく。

新海作品最大の特徴といえば世界各国で絶賛される"映像美"だろう。キャラクターをデフォルメで表現し、周りの建造物や風景などは細部まで現実に寄せる手法は健在だ。アニメーションでありながら"リアルさ"を再現できるため、作品の世界観に深く没入できる。「すずめの戸締まり」は最先端の技術と映画スタッフたちの手腕を存分に駆使し、最高の映像体験を提供してくれるだろう。

©️2022「すずめの戸締まり」製作委員会

見どころ2つ目はキャスティングである。主人公・岩戸鈴芽役の"原菜乃華"は、約1700人のオーディションで新海監督自ら選んだ新進気鋭の女優であり、宗像草太役の"松村北斗"は本職がアイドルでありながら自然な演技で大人気の俳優だ。そのほかにも深津絵里や染谷将太、伊藤沙莉などといった経験豊富な俳優たちの演技も意識してみるとさらに楽しめるだろう。また「君の名は」「天気の子」に出演し、新海作品のお馴染みになりつつある大人気声優の花澤香菜が今作「すずめの戸締まり」にも出演している。

岩戸鈴芽役に抜擢された原菜乃華

3つ目は3度目の"新海誠×RADWIMPS"だろう。初めてタッグを組んだ「君の名は」は邦画歴代興行収入ランキングで上位にランクイン、まさに社会現象を起こした作品で、世間における新海監督作品の認知度を大きく引き上げた功績がある。主題歌となった「前前前世」はYouTubeで約2.8億回再生(2022年11月現在)されており、どれだけこのタッグが"当たった"かを物語っているだろう。「君の名は」から6年、「すずめの戸締まり」でもこのタッグには注目が集まる。